山中湖のワカサギ釣り(今昔)今編~その2

船外は絶景! たまには外(富士山)も見て息抜きを。まずは紅富士を。

ワカサギ釣りのメインの目的は、当然沢山のワカサギを釣り上げることです。100匹、200匹と。
皆さん夢中になって下を見て、竿先のあたりを凝視しています。まあ、そうでないとあたりの小さいワカサギを沢山釣り上げる事はできないのですが。
特に6時30分頃に乗船して7時の出航までは、5本、6本ある小さい釣り針にエサの紅サシを必死に付けて、釣りの準備に余念ありません。
でも、皆さん折角山中湖にワカサギ釣りに来てるんですよ。
時には窓の外に目を向けてください。そこにはとてつもない美しさの富士山がすぐ目の前に、おそらく予想以上の大きさで現れます。
さらに、さらにこの時間は必見です。冬季の1月、2月は日の出時間が6時30分頃なのですが、この時間の富士山は、さらに格別に美しい!日の出時の太陽の光が、富士山の積雪部分を照らすとき、富士山が紅色(ベニ色)に薄化粧します。これを紅富士(ベニ富士)と呼びます。(赤富士とは別です。混同しないでくださいね)日の出後の数分の絶景です。日が昇りきると富士山はいつもの白い富士山に戻ります。
釣り竿の準備を一時手を休めて富士山からのプレゼントを受けとりましょう。

刻々と表情を変える富士山を見逃さないで

船長室の曇ったガラス超しの紅富士
日が昇りきると白い富士山に
朝もやの中から日の出(富士山は見えません)
もやがとれて、富士山が顔を出しました
お昼頃には日の光が強く、しらっちゃけます
波が無い時は、奇麗な逆さ富士が見れるかも

えつ! ドーム船欠航?

皆さん遠くから、しかもまだあたりが暗い早朝に山中湖に来てくださいます。
中には山中湖に前泊して、ワカサギ釣りを楽しみにして来てくださいます。
それなのに、出航直前で船が出せない(欠航)を告げられることもあります。
どういう事?確かにHPには天候によって船が出せない場合もありますと書いてありますが。
おそらく、HPのその記載だけではピンとこない方も多いと思いますが、実はそれなりの確立で欠航はあります。内陸の湖なので海ほどの波はないだろうと思う方もいらっしゃるでしょうが、意外や意外。
風の強い日はかなりの波が立ちます。しかもドーム船はその構造上、波の影響を受けやすい船なんです。波が強くなり揺れが大きくなると、竿先のあたりを見分ける事も無理ですし、釣り糸は流されお隣や後ろのお客さんと釣り糸が絡み合ってもう釣りどころではありません。
落水の危険もありますし、何より船が桟橋に着岸ができなくなるんです。
と、いう数々の危険な理由により、大変申し訳ないのですが直前の欠航はそれなりにあります。
そして、これはまれですが私は10年ドーム船に乗っていましたが、桟橋の周りが氷に覆われて船が身動きとれずに欠航なんてこともありました。
遠方よりお越しのお客様もいると思います。怪しい天気だと感じたらボート屋さんに事前に連絡して確認しましょう。

氷に覆われて身動きとれません
あきらめてこの日は欠航しました
これくらいの氷だと砕氷しながら出航です
和船のプロペラで砕氷します(前方奥は南アルプスです)

と、いう事で皆さんワカサギ釣りは、自然との勝負です。
気候(雨、風、波、雪、氷)によって、釣果も変わります。前日300匹釣れてたのに、今日は船の竿頭でも30匹なんて事もざらです。ワカサギ釣りは一度に5匹、6匹鈴なりに連れて、行けば沢山釣れるイメージかもしれませんが、そうではありません!がんばって勝負してください。

タイトルとURLをコピーしました