ワカサギ釣りのイメージは、やはり穴釣り
皆さん、ワカサギ釣りと聞いてまず思い浮かべるのはどんな光景ですか。ほとんどに人がまず思い浮かべるのは、結氷した湖に穴をあけて、小さいテントで暖をとりながら釣る、穴釣りとよばれるものではないですか?
標高1000mの山中湖は以前は(というか、かなり昔のお話です)毎年全面結氷したようです。
地元のおじいさん達からよく聞くお話なのですが、冬の体育の授業は凍った山中湖でアイススケート!
スケート観光客用に何百足も準備したスケート靴がすぐなくなった。
氷上の山中湖を車で横断した!(本当のお話のようです)。朝暗い時間帯から湖に出て釣人に頼まれ氷に穴をあけて小遣いかせぎ。湖は釣り客とスケート客でごった返し状態!今では閑散期となる冬の山中湖ですが、とっても多くの釣り客等の観光客で賑わってた!そんなお話をよく聞きます。
私が山中湖に移住したのが1996年12月です。山中湖に移住した初めの頃は、なんて寒い場所だ!なんて雪深い場所だ!でも山中湖は全面結氷することはありませんでした。
初体験!山中湖の全面結氷
そんな中、ついにその日がやってきました。2006年冬のことです。
富士五湖で一番大きい山中湖が全面結氷しました。
なんと1984年以来の22年ぶりのことだったようです。
当時の私はワカサギ釣りの経験もなく右も左もわからない状態で湖にでてみました。
氷がギシギシ、ピキピキ鳴ってます。初めての事で怖く感じましたが、この音は氷がせりあがる時の音なので大丈夫だよ、というか鳴らないと危ないんだよと教わりました。(でもやっぱり、音を聞くとびっくりする、というか怖いです。)
まずは、初めてなのでレンタルで一式竿セットを借りて、地元の方に教わりながら初の穴釣りです。
しかし、驚いたのは釣り客の数です。どこからともなく、結氷の情報を聞きつけ集まったようです。
22年ぶりですよ。びっくり、びっくり。
釣りの技術的な点は、釣り名人の情報サイトを検索して頂くとして
当時の情報としては、朝6時頃~6時半頃から、お昼くらいまで。
氷の状況によって、終了時間は変わりました。
また、釣り可能エリア(氷上立ち入り可能エリア)も制限がありますので、現地の方の指示に従ってください。遊漁料(大人600円、中学生、70歳以上300円)+氷の穴あけが必要な場合、1穴500円(当時)だったと記憶します。
氷上を吹き抜ける風は、想像以上に寒かったです。
一部結氷でも穴釣り可の年も
2006年以降、今年(2024年)まで全面結氷することは一度もありません。
しかしあきらめないでください。まだまだ、穴釣りのチャンスはあります。
それは、山中湖の平野地区の奥まったエリア(平野湾処)と呼ばれるエリアのみ部分結氷して氷の上にあがれる年があります。このエリアは毎年一番初めに結氷し始めますので、一部穴釣り可の場合は必ずこのエリアになります。ただ穴釣り解禁の期間が非常に短いのと、氷上立ち入りエリアも狭いです。
2006年以降だと、2011年、2012年、2013年、2014年の4回穴釣り解禁となりました。
解禁期間は平均1週間程度ですが、3日間のみという年もありました。
情報社会ですので、皆さんしっかり解禁情報をゲットして、穴釣りのチャンスを見逃さないでくださいね。