宝永山~新7合目(御来光山荘~2780m)
9時です!!6合目のバリケードが開門されます。いよいよ富士登山スタートです。!!
な、なのですが、いきなりすみません。もし私が登山ガイドさんだとして、しばらくお客さんにお話する事が見当たらないんです。富士宮口は単調な登山道が続きます。須走口のような樹林帯を抜けてスコリアや岩盤地帯へと周りの変化があるわけではないので、5合目から山頂までず~と同じ景色といってもよいです。見える角度が登るにつれて少しづつ変わってくる程度でしょうか?それでもお話するとしたら、宝永火山と駿河湾に見える景色くらいしか思い浮かびません。あれが三浦半島ですよ。伊豆半島ですよ。清水港ですよ。それぐらいでしょうか。力不足の登山ガイドですみませんです。
では、早速数少ないネタの宝永山のお話です。下の写真のぼこっとした辺りが宝永山(宝永火口)です。6合目のバリケードを抜けるとすぐに右手に見えてきます。


写真ではわかり難いですが、ここが富士山が最後に噴火した噴火口です。1707年(宝永4年)江戸時代の出来事です。第1火口から第3火口まであり、一番大きな第1火口は富士山頂の火口よりも大きいそうです。それから既に約320年も噴火をしてない期間が続いているので、活火山である富士山がそろそろ噴火するんじゃないかと、よくTVやネット上でみかけますよね。ひと昔前は富士山噴火の話はタブーみたいな雰囲気がありましたが、現在は地元に暮らす私達は、富士山はいつか噴火するものと考えハザードマップもでき、減災に向けて取り組んでいます。またGPSで富士山の山体膨張も常に観察していて、噴火の予兆はある程度は確認できると言われています。富士山噴火に対して恐れずしっかり対応は進められています。なので面白おかしく、短絡的に富士山はいつ噴火するとかの番組はやめて欲しいです。
宝永山には6合目から分岐するハイキングコースも整備され、第1火口の底から宝永山まで歩けます。その様子は別に機会にお話しますね。宝永噴火の凄まじさを感じれるとってもお勧めコースです


御来光山荘着 AM9:55(6合目から約50分、標高2780m)
ゴツゴツとした大きめの岩が多くころがり、だんだん勾配も急になってきます。富士宮口ルートらしくなってきました。誘導ロープや岩に直接書かれた道しるべの矢印もあり道に迷う心配はゼロです。




透き通るような青空と海に雲海。海風もほとんどなく最高の登山日よりです。
元祖7合目(山口山荘~3010m)
山口山荘着 AM10:32(新7合目から約40分 3010m)
先ほども書きましたが、とっても素晴らしい景色なのですが、その景色に変化なし。見える角度が変わる程度です。それでも決して退屈ではありませんよ。



山小屋に物資を運ぶブルドーザーです。標高が上がれば上がるほど、全ての物資が貴重になっていきます。私達が登る登山道とは別のルートを通って運搬します。


先ほどまで真横に見えていた宝永山もかなり下に見えるようになってきました。


ごつごつした急勾配の登山道。これぞ富士宮ルートです。

8合目(池田館~3250m)
池田館着 AM11:09(元祖7合目から約40分 3250m)
この辺りの標高から少し辛そうな登山者がチラホラ。勾配が急なので標高の上がり方が少し早くなってしまいがちです。ゆっくりあせらず、吉田口ルートの時も書きましたが高山病にかかりにくい呼吸法(一度肺の中の空気(酸素)を全て出すような意識で深い呼吸にしましょう。肺の中の空気をふ~~~と全部出す。そして肺いっぱいに空気を吸い込む。これをゆっくり繰り返しましょう。この呼吸方法の方が酸素をより多く体内に取り込める(体内の酸素濃度をあげます)ので高山病になり難くなります。)山小屋のおじさんに教わりました。マイペースで登りましょう!




8合目池田館の上に鳥居が見えてきました。8合目より上の地域は浅間大社の境内となります。つまり富士山頂を含む8合目より上は山梨県でも静岡県でもなく、浅間神社の境内という扱いになりどの県にも属していません。なんだか不思議な感じですよね。鳥居が見えてくると少し景色にアクセントが付き始めます。鳥居越しの駿河湾とかテンションあがります。



こちらの鳥居は両方の柱のみのこっています。長い間風雪にさらされて立ち続けてきたんでしょうね。誰が始めたのかその柱には多くのコインが刺さってます。まあ、これもありかな?

鳥居が見えてきたのでやっとガイドするネタがでてきました。浅間大社の境内という事もそうなのですが、富士宮口ルートの鳥居と言えば、”岩淵鳥居講”です。とっても興味深いお話で長くなりそうなので続きは次回お話します。少しお待ちください。
富士登山関連情報です。お役にたてる情報があればいいのですが。
今年こそは富士山登頂を!
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