三島スカイウォークと山中城跡からの富士山

山中湖から富士山が綺麗に見えるドライブルートの紹介です。
山梨側だと、富士五湖をめぐって富士山1周が定番となるのですが、今日は静岡側におりて国道1号線を走りましょう。

青と白の絶景! 三島 スカイウォーク(日本一の大吊橋) 

山中湖出発して籠坂峠を下ります。道の駅”すばしり”のあたりで東富士五湖道路と新東名の新御殿場ICをつなぐ高規格道路に入れます(無料のバイパスみたいな道路です)。今日はそのまま高速に乗っちゃいましょう!!新御殿場ICからは有料ですが、走行中ず~と右手には富士山。さえぎる物が無い裾野まで見渡せる雄大な富士山が真近に見えます。駐車できるポイントが無いので運転手さんは脇見注意ですよ。
長泉沼津ICで降りてそのままつながる伊豆縦貫道に乗りましょう(こちらも無料です)。三島塚原ICで降りて国道1号線を箱根方面へ!高速道路の整備が進みビークラブ(山中湖)からここまで約1時間。あっという間ですね。そこから10分しないうちに第1目的地 三島スカイウォークに到着です。

スカイウォークは元々何もなかった山あいに、地元民間企業が三島の為に、三島に多くの人が来てもらえる様にと作った日本一長い歩行者専用の吊橋(400m)です。何といってもその絶景に驚かされます。是非晴れた日に足を運んでください。晴れわたる空の青さ。吊橋の橋脚とオブジェの白色。そしてその奥に白い雪をかぶった富士山。(余談ですが、富士山の山体は近くで見ると青くないのに遠くから見ると青く感じます。色の波長の関係なのですが詳しくは後程お話しますね。)富士山の青色と白色。晴れわたる空の青色。三島スカイウォークの白色。青色と白色のハーモニーが最高の絶景なんです。

そして私のような山の民にとっては駿河湾(海)が見えるのでさらにテンションアップなのです。またここにはジップスライドをはじめ多くのアクティビティがあります。絶景を見ながら日本一長い吊橋を歩くだけではないんです。おじさんの私は富士山と海を見ながら歩くだけで十分満足なのですが、興味のあるアクティビティがあればさらに楽しさアップ間違いなしです。(ジップスライドは見てるだけで凄そうでしたよ)詳細はスカイウォークHPのリンクを貼っておきますのでご覧ください。

山の民 興奮の海もバッチリ
三島の大根干し あれ、富士山雲隠れです

後ろ髪ひかれますが、次の目的地へ移動しましょう。私的にはスカイウィークから近いし、セットとしては外せない観光名所です。1号線をさらに箱根方面に向かいましょう。

戦国好きの方は是非!! 山中城跡からの富士山

スカイウォークから車で5分程の激近スポットです。山中城口の交差点を旧1号線(東海道)に入ります。左手に山中城跡の看板と駐車場。右手に売店兼案内所があります。平日はお一人でお食事出しながらお城の案内をしてくださっています。お客さんの合い間をぬってお話を聞くのもお勧めです。ちなみに無料で見学できます(維持管理費として少し徴収してもいいような気もします)

戦国好きの方はもうご存知の方も多いかと思いますが、出発の前に簡単に山中城の説明です。小田原に本城をかまえる後北条氏の西方防衛の山城です。石垣なし、土塁や有名な障子堀、畝掘と呼ばれる堀で守る城です。豊臣秀吉の北条攻めの時6万7千vs4千という圧倒的戦力の差がある中戦いましたが半日で落城。後に秀吉に小田原城を見下ろせる場所に一夜城を築城され北条氏滅亡へとつながります。北条方の兵士の恐怖を思うと少し切なくなりますが日本百名城の1つにあげられるお城です。はりきって行きましょう!少し歩くといきなりこの山城の一番の見所、障子堀と富士山が見えてきます。

現在は堀を崩れるのを防ぐため芝生を張っていますが当時は赤土がそのまま露出し、今よりずっと滑りやすく、登りにくかったそうです。

順路に従ってまわると売店に戻ってきます。売店の裏(最初の入り口とは道の反対側)にも見学できる岱崎出丸があります。是非こちらも見学しましょう。一ノ堀と呼ばれる一列に並んだ堀と富士山。そして山の民が興奮する海もみえます

見学終わっったら売店に戻るので、注文が入ってから揚げる名物”寒ざらし団子”をいただいてみてはどうでしょう?ほっこりする味わいでしたよ。(上新粉を冬場の寒気にさらして作ったことからこの名がついた素朴な昔ながらの団子です)戦国ロマンと絶景富士山ビューのちょっと穴場なスポットです。

おまけ。富士山の山体はなぜ青色で描かれる?

富士山を描くときその山体を青色に塗った絵をよく見かけますね。イメージは確かに青色です。が、私の住む山中湖は富士五湖の中でも一番富士山に近い湖なのですが決して山体は青色じゃないですよ。春から夏は森林限界より下は緑色だし、森林限界より上は黒々とした岩山です。富士登山中など、当然どこにも青色の元は見当たりません。それでは、なぜ多くの人は富士山の山体を青色で描くのでしょう?

まず青色の波長ですが、太陽光の中では短い波長になります。この短い波長は空気中の色々なもの(塵や水蒸気等の粒子)にぶつかりやすく、ぶつかると四方八方に屈折していきます。その為空気中の粒子にぶつかった波長の短い青い光が散乱し空いっぱいに広がっていきます。

という事で見る人と富士山の間の距離が長ければ長い程、間の空気の量が増えるので青く見えていきます。逆に近くでみると間の空気の量が少ないので当然青い光が散乱する量も少なくなります。そのため本来の緑や黒色で見えるという事らしいです。

実は以前、小学校に富士山の色々なお話をしに行く機会があり、その時話した話題のひとつに”なぜ人は富士山を青く描くのか?本当に青いのか?”というお話がありまして、その時色々調べたのでした。知ったかぶりしました。ではみなさん緑色と黒色と白い雪をかぶった富士山を見に来てください。

さぁ!あなたも旅に出たくなったら、まずは宿探し!いい旅になりますように!

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