富士山を挟んで山中湖の反対側。本栖湖周辺からのダイヤモンド富士
以前山中湖からのダイヤモンド富士について紹介した時もお話しましたが、山中湖から見れるダイヤモンド富士は夕陽(日の入り時)の沈むダイヤモンド富士です。
その時に朝陽(日の出時)の昇るダイヤモンド富士は見るのがとっても大変ですよとお知らせしました。お勧めは見るのに苦労の少ない山中湖の夕陽のダイヤモンド富士ですよと。
口ばかりだと信憑性がないので実際に朝陽のダイヤモンド富士を見に、富士山を挟んで反対側に位置する本栖湖のほとり竜ケ岳に登ってきましたのでその様子をお伝えします。
元旦の朝必ずTV中継する初日の出のダイヤモンド富士ですが、その様子の中継は本栖湖ではなく、本栖湖の近くにある本栖湖リゾート内にある竜神池という人工の池からの中継です。
ここは、春になると芝桜祭りが開催される大人気のスポットで有名です。
アクセスもよく池のすぐ近くまで車で行けて少しの徒歩移動で着くのでとても人気が高く毎年元旦には多くのカメラマンとTVの撮影がきます。
が、今度の元旦によく見てください。実際には富士山頂から太陽(日の出)がずれています。確実に。
では、ドンピシャのダイヤモンド富士の場所は。そう、それが竜ヶ岳山頂(1485m)です。
時間はAM7:45くらいです。麓の本栖湖の標高が902m。山頂までの時間が約2時間。
山中湖から本栖湖までの移動に約1時間。という事で山中湖をAM4:30出発です。
1月初旬の山中湖の朝4時頃は普通にー10℃をさらに下回ります。
いきなり、かなり頑張らないと行こう!とも思わないくらいの高いハードルです。
いざ、暗黒の冬山登山スタート!
今回のルート案内です。左手前本栖湖キャンプ場奥が竜ケ岳登山道入り口です。看板によると山頂まで112分の予定のようです。まあまあ、ありますね。時刻はAM5:50登山口到着
登山スタートは本当に暗闇。当然街灯もありません。しばらくして上の写真のようにほんのり明るくなり富士山の形が暗闇に浮かび上がりました。この暗さの写真を載せ続けても何が何だかわからないので、以後は下山時に明るくなった時の写真等を載せてお話します。
本栖湖キャンプ場奥にある登山用駐車場に車を停めます(もちろん真っ暗闇です)
案内看板に従って進みます。登山道入り口には登山者名簿入れもあります。
正直いい大人ですが、ちょっと怖いです。寒いし誰もいないし物音しないし真っ暗だし。
この日は残雪があり、霜柱もあちこちに。残雪が圧雪になりほぼ氷状態だったので、アイゼンを装着しての登山です。タイミングによってはアイゼン無しでの登山は不可能です。
必ず持参してください。アイゼンでの登山は滑りませんが、歩きにくく大変です。
時間と共に、辺りが明るくなりはじめます。やはりこの時間の景色は格別ですね。美しい!!本栖湖奥の山々は紅富士と同じように紅色に薄化粧をした姿を見せてくれます。山頂近くでは相模湾も見え日の出が近づいている色合いになってきました。やっとテンションが上がってきました。
相模湾の反対方向は遠くに八ヶ岳も見えます。本栖湖超しの八ヶ岳も。
なんと富士急ハイランドのジェットコースター(フジヤマ)も見えました。ちょっと驚き。
こんな綺麗な景色が見れて楽しそうと感じられる方もいるかもしれませんが、いやいやなかなかの寒さと道のりでしたよ。
時間はアイゼン登山で予定より少し時間はかかりましたが第1チェックポイント(石仏)あたりにAM6:40頃着。竜ヶ岳山頂AM7:20頃着。石仏~山頂間はスムーズの進み案内看板より早く進みましたが、概ね案内通りの時間で登頂できました。
で、今回は竜ヶ岳の登山ブログではなく朝日の昇るダイヤモンド富士ブログですよね。
という事で次回ダイヤモンド富士の様子をお話します。