御殿場口ルート登山道~1(5合目)

御殿場口ルートの特徴

御殿場口ルートの特徴
①御殿場口の1番の特徴は何といってもその標高の低さです。
富士山の4つの登山道全て5合目(もしくは新5合目)まで車やシャトルバスで行けますが、その標高は同じ5合目でもみんな違います。御殿場口はその中で一番標高が低い5合目(1440m)なんです。一番高い富士宮口(2400m)と比べると1000mも違います。縦の(標高)の1000mの差ってとんでもない違いですよ。当然富士山頂までの距離が一番長く10.5㎞あります。これは一番短い富士宮口の4.3㎞と比べるととんでもない難関コースという事が想像できます。

②開山中、全日程マイカー規制が無い
4ルート中一番ハードな登山道の為、御殿場ルートを使って登頂目指す人がとても少ないです。本当に数えられそうな程度の登山者です。そのためか開山期間中、全日程でマイカー規制がありません。自分の車で好きなタイミングで登山口の新5合目まで向かえます。これはとっても嬉しい点です。

③登山道に続く火山砂礫(スコリア)がさらに難関度アップ
スタートしていきなり、新5合目から早くもスコリアの堆積した道です。1歩1歩踏み出す度にズリズリと足が後退するような感覚で、歩いても歩いても進まないといった感覚に陥ります。それが6合目と7合目の間くらいまで続きます。4ルート全てのルートで登頂しましたが、唯一”つらい”、”どこまで続くんだ”、”山小屋はまだか?”と弱音をはいた登山道です。それにプラスしてと登山中全行程で太陽に照らされ続けますので疲労度がプラスαです。皆さん心してチャレンジしてください!

④山小屋が極端に少ない
道のり自体は一番長いルートなのに、山小屋の数が一番少ないです。
新5合目から15分程の所にある大石茶屋の後は7合目から7合9勺の間に3軒あるだけです。(2021年より新6合目の半蔵坊が営業再開、現在は4軒)
私は登山中山小屋を使う事は殆どないのですが、それでも休憩の目安にして山小屋の前のデッキで水分栄養補給補給、気分転換と大事な場所です。また天気の急変による避難場所としての役割もあるので、その山小屋が少ないというのは、そういった観点からも厳しいルートといえます。

⑤下りのクライマックス”大砂走り”
御殿場ルートの下りといえば”大砂走り”です。1歩で数メートルも進む(下る)とも言われ、スピードに乗れば止まることにも一苦労です。富士登山駅伝とかの映像をご覧になった人も多いかと思いますが、本当にとんでもないスピードで進んじゃいます。ある程度のスピードで抑えれればとっても楽しくでスリリングば下山道です。

5合目で御来光/日本初スキーの地

山中湖のうちから(ビークラブ)車で40分弱。今回は御殿場ルート1人日帰り行程です。他のルートより多めの時間がかかると予想されるので日の出と同時に登山開始する予定です。(暗いうちの夜間登山は極力しません)家を暗いうちに出発(AM4:10頃)新5合目駐車場にAM4:50着です。登山準備や持ち物確認をしていたら、しまった!!お日さまが顔を出し始めてしまいした。そうなんです。御殿場口は新5合目からでも十分御来光が拝めるのです。
ちょっと、ゆっくり、うっかりしてしまい写真に収めるのが少し遅れてしまいました。すいません。
新5合目の鳥居越しの御来光(お日さまが昇りすぎです)の雰囲気だけでもご覧ください。(AM5:10)

朝日がまともにあたって読み難いので文字おこしをします。

日本初スキーの地
1910年12月27日、オーストリア人エゴン・フォン・クラッセルが富士山において日本初スキーをしたことを記念して建立する と書かれています。日本初のスキー場ではなくて、日本で初めてスキーをした場所だそうです。

御殿場と大わらじ

御殿場口の新5合目には山小屋はありません。(15分ほど登った先に1軒目の山小屋があります)
山小屋はありませんが開山中はMt.FUJIトレイルステーションが開設されます。富士登山に役立つ情報、気象情報。周辺のトレッキング案内に観光情報と情報発信基地となっています。
今年(2026年)は展示されていなかったようですが、私が登った年は”御殿場大わらじ”が展示、紹介されていました。(写真が富士登山を終えて降りてきた時に撮ったので夕方のものになります)

看板に記載されている内容や各種資料を要約してみました。

①まず一番重要な事ですが、古来御殿場は”わらじ”の産地だったそうです。
古来より御殿場は富士信仰の拠点であり、東海道箱根越えの旅人の足「わらじ」の産地であった

②かつては富士山御殿場ルートの開山行事として、わらじを富士山頂上浅間大社に奉納し、五穀豊穣と縁結びを祈願していた。

そこから”大わらじ”へのつながりとなる言い伝え

1833~35年(江戸後期)に同市などの農家が大凶作に陥った際、救済のために派遣された農政家・二宮尊徳が活路を見いだしたのがわら細工だった。東海道の難所「箱根八里」(三島宿と小田原宿の間の32キロ・メートル)を越えるには、4、5足のわらじが必要だったとされ、女性たちが編むわらじが農家の収入源となっていたからだ。
 二宮は、御殿場地区の12村落で投票を実施し、嫁入り前の女性で最も優秀なわらじの作り手を1人ずつ選出。男女1対のわらじを作らせて神社に奉納し、五穀豊穣と縁結びを祈願した。選ばれた12人の女性は、その年のうちに良縁に恵まれて結婚したと伝わる。

大わらじは、これらの言い伝えをもとに1971年から製作されるようになった。その後1991年から大わらじがつくられなくなったが現在復活をとげています。

③現在は御殿場ルートに起点である新橋浅間神社に開山式後わらじが奉納され、8月のわらじ祭りで女性が担ぎ、閉山後に感謝を込めて燃やしていた。

私が御殿場口から登頂した年は新5合目に大わらじを展示していましたが、今年(2026年)は御殿場駅に展示してありました。

と、いう事らしいです。
話が少しそれましたが、次回からいよいよ最難関ルート御殿場に挑みます!

富士登山関連情報です。お役にたてる情報があればいいのですが
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